子どもたちへのしわ寄せ

こんにちは、ミュウです。

さて、最近は書きたいことが多すぎてなかなか書けなかったことなのですが、ある日ネットニュースの記事で、1年に4人もの教員が英語の授業を担当した東京都立高校があるという生徒の経験談を掲載していました。
教員不足と教員の非正規雇用が、実際に子どもたちにしわ寄せとして悪影響を及ぼしているという事例です。

労働環境が悪ければ、心身の負担が大きくなって退職者が増える。
真面目に一生懸命働く教員・講師ほど辞めていくようになる。
それによって教育の質が下がる。


このブログでずっと警告してきたことが、いよいよ現実になり、ようやく問題として取り上げられるようになったのです。
そして、それは学校でも学習塾でも同じことです。

教員が手厚く面倒を見てくれて、子どもたちのご機嫌を取って不登校を防いでいても、その裏でどれだけの残業をしていて、どれだけ教育として大事なことを蔑ろにし、教育者として高い志を持つ教員が失望しているのか。
成績向上や料金の安さで学習塾が良い評判を得ていても、その裏でどのような汚いことをやっていて、どれだけ金儲けのために子どもたちに悪影響を与えているのか。

表面的な部分、短期的な結果だけ見て良し悪しを判断し、自己中心的な価値観でクレームや無茶な要求をしてきた子どもたちや保護者が多くなったことも、教育業界をブラックにしてきた大きな原因の1つです。
教育委員会や学習塾を経営する企業のブラックな体質が最大の原因ではありますが、だからと言って子どもたちは完全な被害者としてはいけないと私は思います。
学級崩壊やわがままな要求による疲弊など、教育業界がブラック化している原因の中には子どもたちが引き起こしているものもあるのですから。

上に挙げたネットニュースでは1年に4人の教員が英語の授業を担当したという事例でしたが、学習塾ではその比ではないはずです。
私が見てきた学習塾では、2~3か月に1回は講師が変わるということもありました。
それは違法な労働環境に嫌気が差して退職したり、ろくに研修もできていないのに人手不足で授業を担当させて不評だったりというような、塾側に責任があるものが多いです。
また、多くの学習塾では講師の多くが学生アルバイトですので、大学の授業と重なって代わりの講師が担当したり、サークル活動や飲み会などという無責任な理由で授業を代わってほしいという講師もいました。
(アルバイトということは非正規雇用ですので、そのような自己中心的な理由であっても塾側が出勤を強要することはできないのですが……そんなに出勤してほしかったら正規雇用して待遇を良くすべきなのです)
人手不足が深刻化すると、毎回担当講師が変わるということも珍しくありませんし、文系教科専門の講師なのに理系教科の授業を担当してとんでもない授業をするという学習塾も結構多くあります。

今の時期、学習塾では冬期講習の勧誘がしつこいほどに行われているはずですが、ブラック企業が経営する学習塾ほど、講師が頻繁に替わることがよく起こります。
劣悪な労働環境による退職者の多さによる人手不足や、真面目に働く講師が次々と辞めていって残った無責任な講師の欠勤など、その理由は様々ですが、利益のために1人でも受講生を増やせ、講師不足は現場で何とかしろ、などという無責任な上層部の指示があることも理由の1つでしょう。
やりくりするために、未熟な講師にも授業を担当させたり、他教室から講師を派遣させてやりくりしたりと、行き当たりばったりな対応で誤魔化して何とか乗り切るのですが、現場では授業やサービスの質の高さなんて気にしていられません。

保護者の方は、そのようなことをしている学習塾にお子さんを通わせたいのですか?
多くの方は「通わせたくない」と答えるはずです。
しかし、そのような学習塾の評判が良く、多くの塾生を抱えているというのが現実です。

結果が出ているから。
安いから。
教師・講師の労働環境なんて私たちには関係ないから。


そうやって子どもたちや保護者が現実から目を背けてきた結果の1つが、現代の教育業界で起こっている問題です。
「教育の質が低い」などという文句を言う前に、教育業界がブラックだと言われているのはなぜか、それによって学校や学習塾ではどのようなことが起こっているのか、子どもたちや保護者には現実を見て、真剣に考えてほしいと思います。



それでは今回はこれで失礼します。

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